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ビルバオのバスターミナルからサン・セバスティアンに向かう @ビルバオ(4日目)

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ビルバオ観光を終えた私は、次の目的地のサン・セバスティアンに向かうことにします。ビルバオからサン・セバスティアンへは、バスでおおよそ1時間半です。

 

ビルバオとサン・セバスティアンは、同じバスク地方にありながら、お互い、まったく異なった趣きを持った街です。ただし美食という点においては、どちらも魅力的な街なのです。

 

 さて今日は、ビルバオ・サンマメスのバスターミナルと、サン・セバスティアン行きのバスの利用の際の注意点について、お話したいと思います。

 

 

ビルバオサンマメス・バスターミナル  

 

ビルバオのサンマメス・バスターミナルは、サンマメス・サッカースタジアムから歩いてすぐのところにあります。

バスターミナルの建物自体は小さく、バスの発着所は屋外にあります。

 

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バスターミナル内の地図はこんな感じです。

 

この地図を少し解説すると、0階はカフェやトイレ、

1階にはバス会社のカウンターや待合室、コインロッカーなどがあります。

建物は2階建てになっていますが、1階から建物に直接入ることもできますし、0階から上がることもできます。ちょっとややこしいんです。

 

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バスターミナルの建物の0階から入ると、カフェやトイレ、かわいいキャンディショップがあります。

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1階(日本の2階)には、バス会社のカウンターと待合室がありますが、行き方が少しわかりにくいので説明しますね。

 

建物を入るとすぐに、右側にエレベーターがあります。エレベーターで1階に上がります。

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1階に着くと、エレベーターホールには外への出口しかありません。
いったん建物の外に出ると、建物の左の方に入り口があるので入ります。

そこにバス会社のカウンターと待合室があります。

 

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大きなコインロッカーもあります。

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ここにも、バスの発着案内の電子掲示板があるので、安心して待つことができます。電子掲示板ですが、スペイン語の表記しかないので、最初は戸惑いましたが、慣れてしまえば簡単です。

 

バスの発着案内はスペイン語とバスク語のみ

 

電子掲示板の画面は、青と緑が切り替わり、交互に表示されます。表示はスペイン語とバスク語のみで英語はありません。

 

「青い画面」は出発案内です。

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出発予定時刻と行き先が表示されています。出発時刻が近づくと、バスが何番の発着所から乗車するのかが表示されます。 

 

「緑の画面」は到着案内です。

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到着予定時刻と出発地が表示されています。到着時刻が近づくと、バスが何番の発着所に入るのかが表示されます。

 

列車とほぼ同じですね。自分のバスの発着所の番号が表示されたらダッシュです。

 

サン・セバスティアンへのバス利用の注意点

 

しかし、ALSAのビルバオ〜サン・セバスティアンのバスを利用するときには、次の2つの点に注意する必要があります。

 

①  行き先は、

「サン・セバスティアン(San Sebastian)」ではなく、

「ドノスティア(Donostia )」と表示される。

 

② 「ドノスティア(Domostia )」は最終目的地でない。バスは「ドノスティア(Donostia)を経由して「イルーン(Irun)」まで行く。

 

(バス会社PESAでは、ドノスティア行きがあるようです)

 

 

私は最初、青と緑の画面のどちらが出発かわからず、おまけに行き先の「サン・セバスティアン(San Sebastian)」を見つけることもできず、軽くパニックってしまいました。

 

スペイン語の「destino」と「origen」の単語から、「destination目的地」と「origin出発地」を推測できたので、青が出発だとはわかったものの、やはりALSAのサン・セバスチャン行きのバスの表示はありません。

 

 下のバス発着所にも確認に行き、近くにいたバスの案内係のおじさんに聞きますが、英語が話せないようです。困っていると、近くにいた女性が声をかけてくれました。

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「このチケットは、ドノスティア経由イルーン行きのバスよ」と教えてくれます。

「まだ来ていないから、しばらく待ってね」

 

 しかし私の中に「サン・セバスティアン=ドノスティア 」の発想がないため、ドノスティア行きのバスに乗るように言われてもピンときません。

しかし待つしかないですね。

 

17:30発のバスはどんどん発車していきますが、 こんなときに限って、バスが遅れています。ドキドキ。

 

ドノスティア行きのバスが到着し、バスに貼られた表示を見つけ、やっと安心することができました。

 

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ここにはちゃんと、サン・セバスティアンと書いてあります。

 

調べてみると、サン・セバスティアンはスペイン語

ドノスティアはバスク語の呼び名でした。

 

つまり、大阪に行くために「梅田行きの電車に乗れ」と言われ戸惑う、非関西人と同じ気持ちね、と妙に納得してしまいました。